砂漠の中にぽつんと1人佇むキャラクターの先には、星が２つ横並びで寄り添っています。

彼らにとってここが唯一のオアシスか。

砂漠部分には細かいラメを混ぜた絵の具を使う事で、角度によってキラキラと光り、本当に砂漠のようなマテリアルです。

＜スタッフのひとこと＞
自身の性的マイノリティーという観点から "愛とは何か、性とは何か"をテーマに過去に存在しなかった、あるいは存在しないオリジナルの生物を描くことで、性別や種族にとらわれない平等な絵画を表現している愛知県出身の画家BANBU。

砂漠のような場所に佇む一体のキャラクターの後ろ姿がどこか寂しげな印象の本作品。彼の探し求めるオアシスには果たして辿り着けるのでしょうか。絵本の挿絵のようなタッチが目を惹きます。

BANBUの作品には、緑色の三つ目のキャラクターが多く登場します。作者からのメッセージを代弁するように描かれたこのキャラクターは、口元が描かれず表情を読み取ることが出来ません。"目は口ほどに物を言う"という諺を表現しているかのようですね。

近年の個展ではsold outが相次ぐ人気画家BANBUの作品が8万円で手に入れられるこの機会、是非作品をお迎えしてみてはいかがでしょうか。