この作品自体にストーリーはなく、ぼんやり浮かんだイメージを描いた。 そして映画の最後に目にする - fin - や -おわり- ということだけが作品のテーマだった。

＜スタッフのひとこと＞
夢や現実をゆらゆらと行き来するような不思議な雰囲気で現実と非現実の融合を表現している、栃木県出身のアーティスト Kurumi.Walnut。一見ダークで、エロシティズムとファンタジーな世界観が特徴。その奥に潜む純粋性や万物が放つ「光と陰」など両極の混在、自らの思想や感覚を織り交ぜた作品を制作している。

童話の挿絵を連想させる夢想的な世界観の本作品は、天使・悪魔・人間という異なる種族が手を繋いで森の中に佇んでいます。3人の姿だけを見ると仲の良い印象を受けますが、どこかおどろおどろしい背景と色彩が見るものの胸をざわつかせます。

Kurumi.Walnutが描く物語の"-fin-"。彼女が生み出す怪しげで幻想的な世界をお家で感じてみてはいかがでしょうか。