布から造花を作るアートフラワーの展示「布花と絵画」に向けて制作したものです。 2021年の展示のテーマがタイトルの通り絵画とのコラボレーションと言うことで、アートフラワー作家の友人が花を作り、それを絵にしました。 1人の女の子の成長とそこに寄り添う花というテーマで「少女讃花」と題し、4枚の連作としました。この作品はその中の2枚目で、思春期の父の日。 日頃の感謝を込めて花を贈りたいけど素直になれない様子。 紫陽花の花言葉の中には「家族団欒」や「移り気」などがあります。

＜スタッフのひとこと＞
”浮世絵の北斎漫画から進化した日本漫画における線表現、余白の美学、侘び寂びの精神などの研究と追求”をテーマに作品を制作している愛媛県出身のアーティスト 渡邉城大。彼は日本漫画の表現や技法を使って、女性をモチーフとした作品を制作しています。

"少女讃花"の一作である本作品は、父の日を舞台に制服を身に纏った女の子が紫陽花を抱え、画面いっぱいに描かれています。どこか気恥ずかしそうな微笑みは、お父さんへ日頃の感謝を伝える前でしょうか。女の子の初々しくも可愛らしい姿は、ずっと見ていたくなります。

▼少女讃歌シリーズ

渡邉城大の作品は、私たちの身近に存在しているような女性や出来事をモチーフに描いていることが多く、どの作品も表情や服装までとても詳細に描かれています。"少女讃花"など連作の作品は全て集めたくなるほど素敵ですね。

近年活躍の場を広げているアーティスト 渡邉城大の作品が約16万円ほどで手に入れられるこの機会、是非作品をお迎えしてみてはいかがでしょうか。