香水瓶の形を借りた、オブジェとして制作した。見ているだけで気分が高まる化粧品があるように、使うだけではない化粧の付加価値に着目している。

＜スタッフのひとこと＞
化粧品と漆の親和性の高さに着目し、作品を制作し始めた栃木県出身の漆作家 五月女晴佳。彼女の代表作である「Red lip series」では、唇を模した立体作品を数多く制作しており、その他には化粧品や香水瓶などをモチーフにした作品など、作品を通じて"人間の本質とは何なのか"について大胆かつ繊細に表現をしている。

アンモナイトが香水瓶に吸収されたような独特なシルエットが目を惹く本作品。高貴な黒色と長い歴史を感じる鉱物が組み合わさり、化石から新たな装飾品へと"転生"した姿を表現しているように感じます。

五月女晴佳の作品は全てに共通して"人間の本質"についての問いかけが含まれています。新たな価値観を本作品を通じて、広げてみるキッカケとしてみてはいかがでしょう。

漆×化粧を多岐にわたり表現している五月女晴佳のオリジナリティ溢れる作品を是非この機会に手にしてみて下さい。